投資は、タイミングである。
特に株式投資はタイミングで決まると言っても良いほど。
そこで、タイミングに関する相場の格言を並べてみます。
「焦ってはいけない」
- 相場は明日もある
- バスに乗り遅れたら、次のバスに乗れ
「予見・察する」
- 千人の逆を行け
- そんなに誰もが売りたいのであれば、私は買う。そんなに誰もが買いたいのであれば、私は売る。
- 靴磨きの少年
相場の格言を、お勉強すると結構、普段の生活でも役に立ちます。
相場は「欲」の集まりですから、
その相場から成功・失敗もして学びながらの「格言」ですから重いものがあります。
その格言の中で、二つに分けました。
買うときは「焦らない」
焦ってはいけないということは、
買うときの心構えですね。
「皆が買っているから、早く買おう」
「上がっているから、今のうちに」
買う場面は、
買わなくても何も損はしません。上がっているのを見て「残念」に思うだけです。
ですから焦らず買いそびれても、追いかける必要はありません。
次をまつ、
違うものをさがす、
「何をどのタイミングで買うか」
の最適化をしっかりと見極めてからでも遅くはありません。
靴磨きの少年|予見・察する
「予見とか察する」は、
何をもって行動に移すか、予見・察するは「動物的な勘」も必要なのかもしれません。
靴磨きの少年の話は、ご存じの方も多いと思います。
だれもが一度は耳にしている逸話です。
1929年のアメリカの大恐慌の寸前の時の話になります。このエピソードはケネディ大統領の父の話でこの父は莫大な資産を残したと言われています。
ジョセフというケネディ大統領の父は、ウオール街のオフィスに向かう途中で、靴磨きの少年に言われました。
「お客さん、今○○○○の銘柄を買ったら絶対儲かるよ!」
ジョセフは、
「ありがとう!」と言ってお金を払いました。
あとで、ジョセフは、
「こんな少年までもが株の儲け話をするなら、もう株を買う人はいないな」
とジョセフは考えます。
ジョセフはアメリカの大恐慌の暴落の前に全ての保有株を売り払いました。
ここで生きてくるのが、この格言
- そんなに誰もが買いたいのであれば、私は売る。そんなに誰もが売りたいのであれば、私は買う。
靴磨きの少年までもが、株の話をしているので、「株を売る」
靴磨きの少年の話は、面白いかもしれない、「私は買ってない株だし、ここは一つ買ってみるか!」と思うかで分かれますね。
予見・察するタイミングは、
動物的な勘が物を言いそうですね。常々鍛えておきましょう。
この大恐慌では、
売りの「出口」を求めてパニックになりました。目の前でビルから飛び降りて自殺するものも多数でたと言われています。
1929年:世界大恐慌 エピソード|まとめ
世界恐慌の一連の流れです。
どのタイミングで出口をさがして逃げられるかです。
- 1924年~1929年の5年間で株価は5倍に高騰!しています。
貴方はどこで、予見・察することができるか、です。
- 1920年代から不動産はの投機が流行し泡のように土地の価格が上昇。
- 1924年:アメリカ市場は投機を中心とした資金の流入によって長期上昇トレンド入り、個人でも信用取引ができ、投資信託の普及も大衆の市場参加を加速させている。
- 1926年:2つのハリケーンがフロリダを襲う
- 1927年:主ね不動産会社が倒産
- 1927年:ジュネーブで世界経済会議で恐慌に備えて議論されたが、各国議会から無視。
- 1928年:フロリダで31件の銀行が倒産
- 1928年:生命保険会社も優先株への投資が認められる。
- 1928年:ブラジルでコーヒーの過剰生産による恐慌
- 1928年:フロリダで銀行が倒産、57件に達する
- 1929年7月:ニコライ2世親族・ロシア貴族らがアメリカ中の銀行を訴える
- 1929年8月:連邦準備制度は公定歩合を6%に引き上げ
- 1924年~1929年の5年間で株価は5倍に高騰!
- 1929年9月:ダウ最高価格381ドル17セント
- 1929年9月:イングランド銀行が金利を引き上げ、アメリカの資金がイギリスに流れる
- 1929年10月:24日木曜日「暗黒の木曜日」ゼネラルモーターズの株価が80セント下落、売り一色となり、この日だけで1289万の株が売られる、400名の警官隊が出動。
- 翌25日銀行・大手株仲介人が協議し買い支えしたが、一時的。
- 週末に全米の新聞が暴落を大々的に報じる。
- 28日からダウ13%下がる
- 29日「悲劇の火曜日」投資家は株の損失を埋めるために様々な地域・分野から資金をかき集める、脆弱な各国の経済も連鎖的に破綻する
最後まで、
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