御霊前の5つのシーンに胡蝶蘭がふさわしい理由とは?

御霊前の5つのシーンに胡蝶蘭がふさわしい理由とは?

大切な方の訃報に接した時、御霊前に胡蝶蘭の鉢物をお供えしてもいいのか、少し考えてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。胡蝶蘭は御霊前にお供えするお花として適しているのです。

御霊前の5つのシーンに胡蝶蘭がふさわしい理由とは?

御霊前の胡蝶蘭

胡蝶蘭は御霊前にふさわしく喜ばれる

【胡蝶蘭は御霊前に適している】
  • 上品で優しい花色の胡蝶蘭は、お供え花にそぐわないとされる棘もなく、御霊前や仏事用にもよく利用されます。
  • また、胡蝶蘭の鉢植えは切り花に比べ花持ちがよく、御霊前に置くだけで飾ることが出来るので、ご葬儀などで忙しいご遺族の方や年配の方にも喜ばれます。
  • 花が枯れるときも、花びらがパラパラと散ることがないので掃除も楽で管理もしやすいお花なんですよ。

花姿や飾りやすさを見ても、胡蝶蘭は御霊前にお供えするお花として適しているのですね。

では、御霊前というのはいつまでのことをいうのでしょうか?

大切な方の訃報が届いた時や、亡くなられたのを知らずに葬儀に参列できなかった時など、お悔やみのさまざまなシーンで胡蝶蘭を贈る場面に遭遇します。いざというときに困らないように、御霊前に胡蝶蘭をお供えするタイミングや注意点をお伝えしたいと思います。

御霊前とはいつまでなのか?

一般的に仏教での御霊前とは、故人が亡くなってから四十九日までのことです。

現在は簡略化されていますが、仏教では人が亡くなると、7日ごとに7回もの法要があります。

7回目ではその人の生前の行いを閻魔大王様に裁かれ、極楽浄土にいけるかどうかが決まるそうです。

その後、成仏して仏になるという考えから、四十九日以降は御仏前となります。また、四十九日までの御霊前の間にも、何度かの区切りがあるんですよ。

主要な法事・法要の種類

種類時期現在での扱い
追悼法要初七日7日目遺族、親族、知人・友人、僧侶が参列。
二七日14日目遺族のみ。省略されることもある。
三七日21日目同上。
四七日28日目同上。
五七日35日目同上。※この日を忌明けとする宗派もある。
六七日42日目遺族のみ。省略されることもある。
四十九日49日目遺族、親族、知人・友人、僧侶が参列。忌明けの日。
百か日100日目遺族のみ。省略されることもある。
年忌法要一周忌満1年目遺族、親族、知人・友人、僧侶が参列。
三回忌満2年目同上。
七回忌満6年目遺族、親族で供養。七回忌以降は縮小傾向にある。
十三回忌満12年目遺族のみ。
十七回忌満16年目遺族のみ。省略されることもある。
二十三回忌満22年目同上。
二十七回忌満26年目同上。
三十三回忌満32年目遺族のみ。三十三回忌で弔い上げの場合が多い。

出典:https://www.osohshiki.jp/column/article/15/

四十九日前の法事・法要の際は白花を用いることがマナーとなりますが、

その後は故人のお好きだった色などお好みの色が選べます。故人が女性の場合は、ピンクの大輪の胡蝶蘭などが喜ばれています。

御霊前に胡蝶蘭を贈る5つのシーンと注意点!

訃報を聞いたタイミングや故人との間柄によって、御霊前に胡蝶蘭を贈る場面も様々です。もしお通夜や告別式に参列できなかったとしても、四十九日までにお贈り出来れば失礼にはあたりません。

では、四十九日までとされる御霊前に胡蝶蘭を贈るタイミングやマナー、注意点を見ていきましょう。

  • 1,ご霊前に胡蝶蘭を枕花として
  • 2,ご葬儀に胡蝶蘭を贈る
  • 3,初七日に胡蝶蘭を贈る
  • 4,月命日に胡蝶蘭を贈る
  • 5,四十九日に胡蝶蘭を贈る

御霊前に胡蝶蘭を枕花として贈る

枕花とは

納棺までの間に故人の枕元に飾るお花です。ご遺族からいち早く知らせを受けた近親者や、特に親しくしていた方が、故人が葬儀場へ移動するまでの間に、ご自宅へ贈るようにします。枕花は葬儀の後、御霊前の間の後飾りとして祭壇に置かれることも多いです。

贈るタイミング

亡くなられたお時間から、あまりにもすぐに胡蝶蘭を届けると亡くなるのを待ち構えたようになってしまい、良い印象を持たれない場合もあります。亡くなられた当日の場合は、少し時間をあけて届けましょう。

注意点

御霊前にお供えする胡蝶蘭はサイズ的に飾りやすいミディ系や3本立ち程度の白色が一般的です。中には故人の好きだった色や淡い色付きのものを贈られる方もいらっしゃるようです。

ご葬儀に胡蝶蘭を贈る

ご葬儀に贈るお花と

一般的にお通夜や告別式に飾るお花は、供花と言われ籠花やスタンド花を贈ることが多いです。胡蝶蘭を贈る場合、供花と一緒には並ばず、別の場所に飾ることになります。家族葬や自由葬が増えてきている昨今、お花の贈り方も多様化しています。

贈るタイミング

葬儀場にお届けする場合は、通夜開式時間のおよそ3時間前までには到着するように手配しましょう。会場に確認後、可能であれば前日に着いていれば安心です。

注意点

ホールやお寺など葬儀場によっては、ご葬儀にお届けできるお花は決まっている場合もあります。また、提携業者以外ですと持ち込み料金が発生する場合もあります。胡蝶蘭を贈りたいという旨と、お届けの時間等は、葬儀を取り仕切っている葬儀社に確認しましょう。

初七日に胡蝶蘭を贈る

初七日とは

亡くなった日から数えて、7日目に営む法要です。今は告別式の当日に一緒に済ませてしまうことが多くなりました。法要に関しては、ご遺族の方が花びん花やアレンジメントの切り花を用意することが多いので、鉢物でしたらお花の内容がかぶってしまうことも避けられるでしょう。

贈るタイミング

法要の前日には着くように手配しましょう。亡くなられて7日目ですので季節によっては枕花などの切り花も傷んできたころかもしれませんね。もし法要がなくてもこの時期の御霊前への胡蝶蘭の贈り物は喜ばれるかもしれません。

注意点

四十九日までは白色を贈るのが一般的ですが、故人様のイメージや、明るく送ってあげたいというご遺族のご意向でしたら、御霊前に淡い色の胡蝶蘭を贈っても差し支えありません。

月命日に胡蝶蘭を贈る

月命日とは

「忌日」と言われ、故人が亡くなった日にちのことです。初めての月命日は亡くなった翌月の同じ日で、それから毎月くる同じ日のことを指します。1月15日に亡くなったのであれば、翌月2月15日が初めての月命日で3月から12月まで、毎月15日が月命日です。それから毎年の1月15日は祥月命日と言います。

贈るタイミング

前日もしくは当日の早い時間に着くように手配しましょう。拝む時にはお花をお供えしておきたいものです。

注意点

初めての月命日は、四十九日前ですので、御霊前に手向けるお花の色は白が無難でしょう。派手好きな方だったとか、とても明るい方だったというときは色の付いたものを贈る方もいらっしゃいます。年数が経っていけば、だんだんと色の付いたものを贈っても差し支えありません。

直接持参できず配送する場合は、メッセージカードにお言葉を添えてみてはいかがでしょうか?ご遺族に、お悔やみの気持ちをきちんと伝えましょう。

四十九日に胡蝶蘭を贈る

四十九日とは

仏教では人が亡くなってから仏様になるまで、7日ごとに7回の法要が行われます。そのちょうど7回めが四十九日という訳です。御霊前の期間に行われる法要として、初七日はあえて会を設けない場合も多くなってきていますが、この四十九日法要は多くの方が営まれているのではないでしょうか?

贈るタイミングなど

四十九日法要のためご遺族の方々は当日も慌ただしく、不在になることが多いかもしれません。前日には着くように手配するのが親切です。

注意点

この日を境にお花に色を付けていく傾向にあります。今まで白色の胡蝶蘭を贈っていた方は、淡いお色を贈ってみてはいかがでしょうか?

御霊前に供える胡蝶蘭を注文する際のポイント

ご自宅に贈る場合

御霊前に供える胡蝶蘭は、白色のお花が一般的ということはお分かりいただけたと思います。では、ご自宅に贈る場合、大きさはどのくらいのものを選ぶのが正解か悩みませんか?贈り先のご自宅の広さが事前にわかっている場合は、それに合わせた胡蝶蘭を選びましょう。広くてゆったり飾れるスペースのあるお宅なら、中大輪から大輪タイプが見栄えしますのでおすすめです。ミディ系の胡蝶蘭ならコンパクトに飾れますので置き場所に困りませんね。

では、胡蝶蘭を決めたら次はラッピングについて考えていきましょう。

ラッピングについて

胡蝶蘭のラッピングは、ご遺族のお気持ちに沿う心を癒せるような優しい色目を使いましょう。四十九日までは御霊前ですので、ラッピングも派手な色は避けてください。お供え用のラッピングですと、白や紫、薄いグリーンや青系を選べば間違いはありません。リボンもお供え用であることをきちんと伝えて、白などシンプルで派手でない種類を付けてもらうことを忘れずにしましょう。

ラッピングが決まったら、お名前を書く立て札のお話をしていきましょう。

立て札の書き方

御霊前の場合の立て札は、「供」と「贈り主のお名前」を明記します。シンプルで控えめな立て札にしましょう。また、親しい間柄で形式ばった立て札が不要な場合は、メッセージカードに言葉を添えて贈ると、追悼の気持ちを伝えることができてより良いですね。立て札やメッセージカードを無料で付けてくれる販売店もあります。注文の際には問い合わせてみましょう。

葬式・御霊前のお供えの札・メッセージの書き方

注文する際に必ず伝えること

お悔やみやご葬儀、法要で贈ることを販売店へ伝えましょう。お客様のあなたがラッピングを紫で注文しても、お店の方がお祝いの用途だと思っていたらどうでしょう。派手なリボンだとお供えには向かないですよね。二度手間にならないように、用途はしっかりと伝えてください。

胡蝶蘭を贈った後の管理方法をもし聞かれたら?

胡蝶蘭を差し上げた先で、この後の管理をどうしたらいいか?と尋ねられることもあるかもしれません。知っているようで知らないことが意外と多いかもしれません。その場面で困らないように少し予習をしておきませんか?胡蝶蘭の育て方まで知っている、出来る大人の花贈りをしてみましょう。

御霊前に贈るならオススメ胡蝶蘭

御霊前のお供えに適している胡蝶蘭をご紹介いたします。ご購入の際はぜひ参考にしてみてください。

ミディ胡蝶蘭アマビリス 3本立ち

コンパクトなミディタイプは場所を選びません。贈り先の広さがわからない場合はこちらのサイズが安心です。花色も白で、御霊前にお供えするには間違いありません。アマビリスは育てやすい品種で、花持ちも抜群です。金額もお手頃ですので、贈りやすい胡蝶蘭ではないでしょうか?

ミディ胡蝶蘭
アマビリス 3本立ち
11,000円 (税込、送料込、ラッピング無料)

出典:産地直送で胡蝶蘭を配送【HitoHana】

 

ミディ胡蝶蘭アマビリス5本立ち

アマビリス5本立ちは、コンパクトながらも存在感がありますね。大輪にはない美しさもあります。飾るスペースは限られているけど、あまり寂しくはしたくないという方におすすめです。グループで贈る場合や、法人でのお使い物にも問題なく贈れます。

ミディ胡蝶蘭
アマビリス 5本立ち
16,500円 (税込、送料込、ラッピング無料)

出典:産地直送で胡蝶蘭を配送【HitoHana】

胡蝶蘭大輪 白3本立ち 40輪前後

ギフトの定番、白色3本立ちの40輪前後と花付きの良いタイプです。大輪の中では、白色が花びらの厚さや大きさ、花付きの良さなどトップクラスです。輪数も多く見栄えするので、法人様の贈答用などに用いられます。ゆったりと飾るスペースのあるお宅に贈る場合にいかがでしょうか?

胡蝶蘭大輪
白 3本立ち 40輪〜45輪前後
27,500円 (税込、送料込、ラッピング無料)

出典:産地直送で胡蝶蘭を配送【HitoHana】

まとめ

いかがでしたでしょうか?大切な方を亡くして、気持ちが塞いでしまっているご遺族の方に少しでも心を癒してもらうために、御霊前に胡蝶蘭をお供えすることを提案させていただきました。

  • いつ贈るのか?
  • 胡蝶蘭の色とサイズは?
  • ラッピングはお供え用で注文
  • 立て札は「供」と「贈り主のお名前」

胡蝶蘭を購入する時の基本を知り、失敗しない花贈りをしましょう。あなたが大事な方を想う追悼の意をご予算に合わせた胡蝶蘭にのせてお届けできることを願っております。少しでもこの記事がお役に立てれば幸いです。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございます。